苦しいことが訪れたときに、そこから逃げるのが自然な反応です。
自分はお金・人間関係・時間の3つの自由がほしいと大学生の頃から考えていて、どうやってそれを実現しようかとあれこれ考えていた時期がありました。
その3つのなかで「人間関係の自由」に関して今回書いていこうと思います。
人間関係の自由、とは
これまでの二十数年間の経験を振り返ると、他人とコミュニケーションを取る際は、うまくコミュニケーションを取れた経験よりも、うまくいかなかったり、人と関わることで得られる楽しさよりも気を使うストレスが上回ることが多いです。
そうすると、自分と気が合う人とだけ、自分の関わりたいときにだけコミュニケーションをとる、そんな環境にできたらいいのになと思うようになりました。
これが自分が当初考えていた人間関係の自由です。
ストレスなく関われる人としかかかわらない、それも自分の都合の良いときだけ。
めちゃくちゃ自分本位ですね笑
この自己中心的な自由を得るために、何かしらの力を持たないとと思うようになりました。それは経済力かもしれないし、めちゃくちゃ希少性の高いスキルかもしれないし、まあいろいろあるでしょう。
Suffer を Surfing
ただ今はちょっと考え方が変わっています。
どう変わったのかというと、自由とは逃げることではなく乗りこなすことだといった認識の転換です。
今まではストレスフルな人間関係があって、そこから逃げてそうでない環境に身を置く、あるいは作ることで自由が得られると思っていました。
苦しいことがあったらそこから逃げる、とても自然な反応です。
ただし、現実問題、ひとと関わる中でまったくストレスを感じないなんてことはないし、そうして逃げ続けていては周りから人がいなくなります。
それでもって仮に、自分に害さない人間で自分の周りを囲うことができたとして、はたしてその状態が自由だと言えるのか。
そうやって作り上げた環境を維持することにおそらく新たなストレスが発生するでしょうし、そのストレスを嫌がるのならば、またストレスフルな人間関係に身を投じるしかありません。
結局自由にはなれていない。
となると、ほんとうの意味で人間関係の自由を得るということは、環境を変えるのではなく、環境の受け取り方、内面を変えるということになります。
同じ一つの刺激を受けても、それをプラスに捉えられる人もいれば、マイナスにしか捉えられない人もいます。
例えば、会社で急に部署を移動することになったときに、居心地のよい前の部署から変化するのが嫌で不運だ不幸だと嘆く人もいれば、新しい部署にワクワクする人もいると思います。
人間関係の苦しみも、マイナスに捉えることもできれば、自分を成長させるものとしてプラスに捉えることもできます。
そもそも、今の時点で苦しみと捉えていることを、苦しみと認識しないようにできることも可能かもしれません。
サーファーは大きな波をとっても上手に乗りこなします。
それでもってより大きな波がより乗りこなしがいがあって、ワクワクさせられるものです。
それと同じように、人間関係で生じるストレスもこの波のように捉えて、大きなサファー(苦しみ)を楽しめるくらいに余裕を持てたときに、本当に自由になれたと言えるのではないでしょうか。
、、みたいな話をこの前聞いてめっちゃなるほどと思ったのでメモしておきました。
サファーをサーフ。うまいこと言うなあ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。