自分はコミュニケーションが苦手で、わりかし今まで避けてきたのですが、社会人になってたくさんの初対面の人と話さないといけない環境になってしまいました。
研修中は5人くらいのグループワークを数日ごとにメンバーを変えて取り組んでいく流れですので、1年休学して、居心地のよい人としかかかわってこなかった自分にはちょっと刺激が強すぎます。
ただ、強制的にコミュニケーションをとらされる中で、どうやらこうやったらダメだ、こうしたらよい、といったことがいくつか見えてきた部分もあります。
その発見の一部として今回は、相手の人間性に興味をもつことがどうやら大事そうだ、というテーマで書いていこうと思います。
(口調が偉そうな感じになる部分がありますが、自分に向けて語っている体ですのでお気になさらないよう。)
①相手の経験で、自分と共通する部分を見つけたときに自分語りをはじめること
②相手そのものではなく、相手の経験に興味をもってしまうこと
③聞かれない限り自分の情報を出さないこと
コミュニケーションとる際に気を付けること(自戒を込めて)
どうせストレス抱えてコミュニケーションをとるなら、嫌われない、よりかは多少は好かれる、くらいを目指したいもの。
そうしたときにやってはいけないんだと気づいたことが↑の3点です。
相手の経験で、自分と共通する部分を見つけたときに、自分語りをしてしまう。
まず1点目。
相手のことを知ろうとして、いろいろ質問をしていく中で自分との共通項を発見したとします。
そのときに、自分も自分も!と共感するのはとっても大事なことなのですが、嬉しさのあまり自分のその共通項の経験を語り始めて、気が付いたら自分ばっかりしゃべっている、、なんてことになるケースがあります。
これはダメです。基本的に(多くの)人は、自分がしゃべっていてそれをきちんと聞いてもらえている状態が心地よいと感じるはずなので、自分がしゃべるよりかは、相手にしゃべってもらった方がコミュニケーションの印象はよいもの。
共通項を見つけてうれしくなってしまう気持ちはわかりますが、そこでぐっとこらえて、ひたすら聞き役に徹するのが吉です。
とはいえ、聞くだけになってしまってもダメなので、共感の気持ちを、自分語りではない形で表現するといいのかなと思います。
相手そのものでなく、相手の経験に興味をもってしまう
これは意識していないと容易に陥ってしまいがちな、要注意項です。
例えば、大学のころにやっていたサークル活動について質問してみて、そこから話を膨らませていくときに
・サークルはどれくらいの活動頻度だったの?
みたいなそのサークルに関して興味を持つような質問が中心になってしまうのがだめなケース。
そうではなくて、
・そのサークルでどんなことが楽しかったの、一番良かった思い出は
みたいな感じで、そのサークルを通してその人の価値観や人間性を知ろうとするような質問をしているとコミュニケーションがうまく取れることが多い気がします。
また、前者のような質問をしてしまうのは、人と話すときに、「なんとか場を持たせないと、話を続けないと」みたいな意識をしているときにやってしまうことが多いように感じました。
話をするときは、相手の人間性を知る、という目的意識を頭におくことを忘れないようにすると良さそうです。
聞かれない限り自分の情報を出さないこと
これは相手に気持ちよくしゃべってもらおう、という意識が強すぎるときに発生してしまう現象です。
基本的に話を聞くよりも、自分が話して聞いてもらうほうが人は心地よいものだと思っているので、会話の時間で相手が話す時間の割合のほうが自分より多いようにしようと意識をしています。
ところが、自分があまりにも自分のことを喋らないでいると(例えば相手に質問をされたりしても、必要最低限の回答をしてすぐに相手に質問し返す、等)、相手がこちらの人間性がよくからずに、自己開示する範囲を狭くしてくることが考えられます。
素性のよくわからない人にあんまり自分の内面的な話はしたくないですものね。
鏡の法則、とか返報性の法則とかそんなものがあった気がします。自分を取り囲んでいる環境は自分の鏡だよ、とか相手にしてもらいたいことを自分が先にすると相手も同じことをしてくれるようになるよ、とかそんな内容だったと思います。(うろ覚え、、)
上辺だけの世間話的な会話だけでよければ、あまり自分が話さなくても大丈夫なのですが、相手のことをもっとよく知りたかったり、内面や考えていることについてもっと話してもらいい、となったらある程度は自分も自己開示して内面をさらけ出す必要があるように思います。
と、こんなことを意識してもうちょっと頑張ろう。
コミュニケーションって難しいな、、。
最後まで読んでいただきありがとうございました!