PSM分析により、アンケートデータから商品の適正価格を設定する【EXCELデータ分析】

新商品の適正価格うをデータをもとに算出したい、といった場合に、PSM分析というものが有効です。

PSM = Price Sensitivity Measurement

で、価格感度測定、と言われます。

こんなグラフを描き、交点から最適価格を算出します。

今回は、これをEXCELを用いて実行する方法と、かんたんに行えるアンケートデータの集め方を紹介しようと思います。

 

PSM分析

 

課題設定:

わたしはビジネスマン向けに、朝活+読書会を開こうと考えています。朝活の参加費の相場は、ざっと見たところ500円程度のようですが、お客さん観点では、どの程度の金額が妥当だと感じるのでしょうか。

 

PSM分析の準備とグラフ作成

 

PSM分析においては、以下4項目のデータが必要となります。

①商品が「高い」と感じ始める価格

②商品が「安い」と感じ始める価格

③商品が「高すぎて買わない(参加しない)」と感じ始める価格

④商品が「安すぎて不安で買わない(参加しない)」と感じ始める価格 

これらのデータを集計・加工し、折れ線グラフの交点を見ることで、下限価格~上限価格、妥協価格や最適価格を算出します。

 

朝読書会の参加費について調査したところ、以下のようなデータが集まりました。

PSM分析では、折れ線グラフでこれら4つの累積比率をグラフ化します。

したがって、合計を100%としたときの各価格の割合を計算します。

大事な注意点としては、

「高い」&「高すぎて参加しない」と感じ始める金額、については左から右に行くにつれて構成比が増加していくように、

「安い」&「安すぎて参加しない」と感じ始める金額、については左から右に行くにつれて構成比が減少していくように、計算を行うことです。

 

具体的にはこのようになります。

わかりやすく赤枠・青枠を加えます。

赤枠は「高い」金額なので、構成比は左から右にいくにつれて上昇するように計算されています。

青枠は「安すぎて参加しない」金額なので、構成比は左から右にいくにつれて下降するように計算されています。

 

一応、計算式はこうなります。

▼左から右に増加(「高い」系)は、左からSUMしたものを合計値で割る。

▼左から右に減少(「低い」系)は、右からSUMしたものを合計値で割る。

 

それでもって、構成比の表から折れ線グラフを作成すると以下のようなものができます。

 

折れ線グラフの見方

①上限価格と下限価格

「高い」と感じ始める金額の線(青)と、「安すぎて参加しない」と感じ始める金額の線(黄色)の交点が下限価格。

「高すぎて参加しない」線(グレー)と、「安い」線(オレンジ)の交点が上限価格となります。

この下限価格~上限価格間を受容価格帯とよび、この範囲内に商品価格を収めるのがよいとされるそうです。

 

②最適価格(理想価格)と妥協価格

「高い」線(青)と「安い」線(オレンジ)の交点が最適価格(理想価格)とされます。

この価格が

消費者が価格に対して感じる抵抗感がもっとも小さい=もっとも売れる可能性が高い

とされる数値です。

一方の、「高すぎて参加しない」(グレー)と「安すぎて参加しない」(オレンジ)が交わる点は妥協価格です。

この価格なら

 

 

アンケート調査を安く簡単に行うには

と、このようにPSM分析を用いることで、データに基づいた商品価格設定が行えるわけですが、そのためにはアンケート調査を行わなければなりません。

調査会社に頼むと高くつくこともあり、個人レベルでやりたい、とか安くすませたい、なんて時に便利な調査サービスを紹介しようと思います。

 

Googleサーベイ

Googleサーベイはオンラインで簡単にアンケートを作成し公開できるツールです。

グーグルでネットサーフィンをしていると、広告枠でアンケートが表示されているシーンに遭遇したことがあると思います。

ここに表示するアンケートを作成できるというわけです。

 

これのよいところは、価格が安い(回答1件あたり11~167円程度)わりに、アンケート対象を細かくセグメンテーションできる点です。

▼アンケート対象の設定画面

料金は、オーディエンスの設定を細かくしたり、質問項目を増や(階層立てる)したりすると、高くなります。

アンケート項目は、Aという質問に答えた人にはBという質問を表示、といった複雑なものも作成することが可能です。

 

Googleフォームなど、無料でフォームを作成することの可能なツールは多数存在しますが、その場合アンケート調査対象を自分で集める必要があります。

友人に拡散を頼んだところで、想定している年齢層に属性の偏りなく拡散できるかといったら不安が残るもの。

その点、このサービスはインターネットを見ている全層へアプローチできるので、少しお金はかかっても、無料フォーム作成ツールに比較してだいぶ優位があるのではないかなと思っています。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

おわり