コーチングというものがあります。
▼コーチングとは
コーチ・エィでは、コーチングを「目標達成に必要な知識、スキル、ツールが何であるかを棚卸しし、それをテーラーメイド(個別対応)で備えさせるプロセスである」と定義しています。
つまり、コーチングとは「自発的行動を促進するコミュニケーション」です。
コーチは相手に、
・新しい気づきをもたらす
・視点を増やす
・考え方や行動の選択肢を増やす
・目標達成に必要な行動を促進する
ための効果的な対話を作り出します。
人それぞれ、内なる野望というか、こんなふうになりたい、という理想を持っているとおもいますが、それを明確化し、実現のための行動計画への落とし込み、さらにはモチベーションのキープを手助けしてくれるものがコーチングです。
今回、とある縁でプロコーチさんに出会い、体験セッションを受ける機会がありましたので、どんな効果があったか紹介しようと思います。
コーチングで相談した内容
コーチングはカフェで2時間の時間制限で行われました。
自分は2時間で5000円支払う、ということで絶対に元を取ろうと、相談内容をしっかり自分の考察も含めて明確化してから臨みました。
相談した内容は以下3点です。
- 将来に実現したい夢のようなものがあるが、さしあたり現在行動していないため、それがほんとうに自分のやりたいことであるのかどうか自信がない。判断してほしい。
- これから社会に出るにあたって、漠然とした不安感があり、アドバイスをいただきたい
- 長期的な人間関係を築くことが苦手で、アドバイスが欲しい。
それぞれについて、たっぷりアドバイスをいただきました。
自分で振り返るのが主で書きますが、もし参考になれば幸いです。
将来の夢について
<相談したこと>
・現在、「エアストリームで移動式ブックカフェを経営したい」という夢がある。
・これは趣味でやり、本業は、インターンで身に着けたスキルを軸にキャリアアップして、週4日程度の仕事を選べるフリーランスとして日銭を稼ぐ予定。
・このように思うようになった理由は3点あり、それはこんな欲求に基づいている。
(具体的なことは省きます→他の記事にまとめます)
・しかし、過去誰かに言われた、「本当にやりたいことだったら、今すぐにでもその実現のために行動しているよね?」という言葉が心に残っている。
・自分は夢を思い描くだけで、実現に向けての行動があまりなく、熱意が欠けているように思う。これはこの夢が自分が本当にやりたいことと異なっているからだろうか?
▼ブックカフェについてはこちらにまとめました!
<アドバイス>
・どうしてそう思うのか、等将来の夢について深堀してくれる(→より現実感を増して思い描けるようになる)
・その将来の夢を実現するために必要なことは何か、考えさせてくれる。(→例えば、フリーランスで独立するために、できるだけ大きなクライアントの案件にアサインされるように積極的に手を挙げ、成果を出す。そうして、クライアントから引き抜きがかかるくらいの信頼を得てから独立する、等)
・本業でやろうとしている仕事と、夢がリンクしており、これから社会にでてどうやって夢を実現するかまでがストーリーだっており、実現可能性が高い(ほめてくれた!)
・熱意にかける、という点については、理想の状態を写真と文字を使って表現し(ビジョンボードという)、目につくところに貼っておくことで、解決できる。
例えば、部屋の壁に貼ったり、スマホの待ち受けにしたりする。
・また、毎日実現のためにやること(スキルアップの勉強でもいいし、朝早起きして将来に思いをはせる時間をとる、でも小さなことでもなんでもよい)をリスト化し、毎日のチェックリストを作ることで、習慣化する。
・できたら、週ごとにそのチェック状況を他人に見てもらうようにすると、なおよし。
・将来の夢は、身の回りの人に口に出して言うことで、自然と協力者が引き寄せられる。
・理想の状態が、奥さんと夫婦経営したい、ということであればそこに制限をかけなくてよいだろう。
・せっかくブログをやっているのならば、ブログでも公言しておこう。
これから社会に出るにあたっての不安
<相談したこと その1>
・競争社会のストレスに耐えられるかどうか不安。自分は他人と自分を比べがちで、人からの評価がとても気になってしまう。がんばって成果を出したり、勉強したりしても、すぐにそれを上回る能力を持った人に目が留まり、自信を失ってしまうことが多い。
出勤日数が少ないインターン生活でも、そのストレスがだいぶ負担に感じていたのに、週5日も働くとなると、どれだけのストレスになることか、、。
<アドバイス>
・人は多面的で、いいところもあれば悪いところもある。誰だって、他人と比較して落ち込んでしまうことはあるもので、その時に自分には他にできることがあるのだ、と視点を変えることができるかどうかが大事。
<相談したこと その2・その3>
その2
・複数社のインターンを経験して、社会の悪いところを見てしまった。
・例えば、高齢者に相場より安い価格を相場だといって、物件を安く買いたたいたり、とか、事業会社が支援会社に無理難題を言って酷使する、とか。
・このようなかかわる人間を人として扱わないような、自社の利益だけよければよい、というような会社が社会を回している。
・自分もいつの間にかにこういうことに携わっていってしまうのだろうか。
その3
・ムヒカ大統領のハイパー消費社会の話が心に刺さっている。自分はこれからマーケティング職に携わるが、これが本当によい商品ではない、本当に消費者が必要としていないものに対して支援するようなことが生じるかもしれない
(例えば、広告やプロモーションで、人の欲望を過剰にあおって、必要のない商品を買わせる、等。経済を回すために、製品サイクルを短くしたり、過剰に欲望をあおったりしてハイパー消費を回すことには違和感を感じていて、これを助長させるような仕事に携わるのではないか不安。
<アドバイス>
・自分の思い、信条に反するような会社の悪い側面に、もし接触してしまったら、それを反面教師としてとらえよう。
・そういう部分に疑問を持たない人もいる。自分が思う正しいことがあるのであれば、それを正して良い方向に社会を導くことができる。それは素晴らしいことだ。
人間関係について
<相談したこと>
・長期的な人間関係を築くことがうまくいかない。
・理由としては、自己開示(自己提示ではない)がぜんぜんできないことがあげられる。
<アドバイス>
・自己開示できないのはなぜか?(→中学生~高校生の間の生活の仕方に原因が。さらにそれは家族との関係性に原因をたどれる)
・過去の家族との出来事を振り返り、マイナスにとらえていたことをもう一度捉えなおそう。おそらく自分の受け取り方が原因だろう。
・言葉なり、手紙なりで表現すれば、家族との仲は改善するだろう。(親の愛情はきちんとあって、自分の受け取り方が問題であるため)
・家族仲が解決すれば、そのほかの人間関係も同時に良い方向へ進むだろう。
・「鏡の法則」という本が非常におすすめ。
コーチングの効用
さて、ここまでめちゃくちゃ個人的なことを書きましたが、コーチングの体験セッションの効用を一般化してまとめようと思います。
ずばり、コーチングの体験セッションを受けることで以下のようなメリットがあります。
・自分が日常で抱えているもやもやにきちんと向き合い、整理するきっかけを得る
・もやもや感をコーチが深堀してくれることで、自分ひとりで内省するよりもよく理解・整理ができる
・ポジティブに物事をとらえる視点を提供してくれる
・目標を実現に近づけるための習慣づけのテクニックを得られる
・とにかくモチベーションが上がる
体験セッションの値段はコーチによって異なると思いますが、もし機会があれば、これらのメリットにその値段を払えるかどうか考えてみてください。
ちなみに、これは体験であるので、定期的にコーチを受けることで、目標実現までの強力なサポートを得ることができます。これは人によると思いますが、自分にはちょっとお高く感じました。(月6万程度)
が、体験セッションに関しては個人的にはとてもお値段以上の価値のある有益な時間となりました。感謝です。
では、今回いただいたアドバイスを実践して、目標をたぐりよせられるよう精進していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。