Googleデータポータルで平日/土日の比較を行いたい、なんてことないでしょうか?
曜日ディメンションを用いて、棒グラフなんかを作って表示をしてもよいのですが、

平日と土日で集計して平均滞在時間とか比較したい場合は、「平日/土日」のディメンションを作成する必要があります。
(GoogleAnalyticsをデータソースにしている前提です)
新しくディメンションを作るには計算フィールドを用います。
case文を使って簡単に作成できると思いきや、一つ罠があったのでメモしておこうと思います。
平日・土日ディメンションをつくるとこんないいことがあるよ
これを作ると
・平日・土日ごとに平均セッション時間等集計して見比べられる
・平日のみのフィルタや、土日のみのフィルタが簡単に作成できる
なんていいことがあります。
ディメンションの作り方
①計算フィールドを開きます

右下にある「新しいフィールドを作成」を押します。
②case文を使い、曜日ディメンションから分類を行います。(失敗例)
構文は以下の通り。
case
when (ディメンション)= “任意の項目” then “任意の分類名”
end
曜日ディメンションから分類したいので、
曜日=月曜日ならば平日、曜日=日曜日なら土日、といったように分類したいです。
▼曜日ディメンションには土曜日、金曜日、といったように値が入っています。

というわけで、こんな感じで入力します。
保存を押す前に、緑のチェックマークが表示されていることを確認しましょう。
もし構文エラーがあると、緑のチェックマークが出ず、赤色でエラーの警告文が表示されます。
さて、できたもので表を作ってみます。

こんな風にディメンションの値が空白となってしまいます。

設定にelseを追加して更新すると

このように表示されるので、すべての値が平日にも土日にも分類されていないことがわかりました。
ということは分類の条件がいけないことになります。見直してみます。
③case文の条件を見直す
失敗例では、デフォルトで存在する”曜日”ディメンションを用いて分類を行いました。
データポータル上では、たしかに曜日ディメンションの中身は「月曜日」「火曜日」といった内容が入っているように表示されるのですが、

GoogleAnalytics上で、曜日を見るとこのように表示されます。

曜日に番号が振ってあるんですね。
GAでは曜日と番号がこのように対応しています。

というわけで、失敗例では、
when 曜日=”日曜日” THEN “土日”
としていたところを、
when 曜日=”0” THEN “土日”
と直してみます。

こうすると、、

はい、きちんと分類されました!よかったよかった。
※余談
ちなみにですが、曜日を表示するディメンションは”曜日”以外にも”曜日の名前”というものがあります。
曜日の名前ディメンションには、「Monday」「Tuesday」といったように英語表記で曜日の名前が見られます。
こちらを用いて平日土日に分類する場合には、そのまま
when 曜日の名前=”Monday” then “平日”
できちんと分類されます。はじめからこっちを使えばよかったかもですね、、。
おわり