死の恐怖を宗教抜きで乗り越えるために必要なものはなんだろう

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死ぬのが怖いという感情は人間であれば必ず抱く感情で、いつかは必ず向き合わないといけないものです。「イワン・イリイチの死」を読んだり、キューブラー・ロスの死の受容過程とか見ると、完全に自分のこととして死を捉えることはできないものの、少しは怖さを感じます。死ぬのがわかってから慌てて死と向き合って、右往左往に感情が揺さぶられるのは嫌ですから、早いうちにきちんと考えて心の準備をしておく必要があるなと感じています。そのことについて考えてみたことを今回は書いていこうと思います。

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1.一番すっきりいくのは宗教を心から信じること

死ぬことの怖さは岸本英雄さんによると2種類あり、ひとつは死に伴う身体的な苦痛に対する恐怖。もうひとつは死後自分というものがなくなることに対しての恐怖です。前者は体の痛みですので、まだ乗り越えられそうです。問題なのは後者で、今こうして考えている自分というものがなくなることに対して感じる恐怖で、ガンに侵された岸本さんが苦しんだのは後者のほうで、こちらが前者より非常に大きい恐怖だそうです。

この自分がなくなる、ということへの恐怖に対しての一番の解決策は、死後の世界を信じることです。死んで体が消滅しても自分の魂なりなんなりは死後も残る、と考えるならば、死んでも自分はなくなりません。従って、何かしらの宗教を信じることができれば解決です。

しかし、20年間日本の非宗教的教育を受け、神様のいない世界を信仰してしまっている現在の自分には受け入れられない選択です。仮に、信じるほうが合理的だ、などといった観点から宗教に入信したところで、そこには間違いなく宗教への疑いの気持ちがあるでしょうから、きっと死ぬ前には本当に死後の世界はあるのか?それともないのか?と非常に苦しむだろうことが予想できます。

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2.宗教抜きで乗り越えることはできるのか。

宗教抜きで、と考えるととても難しいです。

利他的にふるまうこと

まずは、利他的にふるまうことです。自分がなくなることが怖い、とはそれだけ自我に執着してしまっている状態です。ということは自分中心にいつも考えてしまうことを極力減らし、人のためを思う心が大きくなれば、自分への執着をなくせるような気がします。

もちろん、利他的に見える行動も、突き詰めて考えていくと自分のための要素も含まれているように思いますが(利他的行為も自己満足だとはいえそうです。)、自己満足と同時に純粋に相手のことを思う気持ちも存在しているはずなので、心に占める相手を思う気持ちの割合が増えていくことを目指すのがよいと思います。

それには、利他的な行為を心掛け、たくさん実践していくしかないと考えています。

利他的にふるまうことは自分の幸せにもつながるので一石二鳥です。

インターン面接のアンケートで、あなたの野心はなんですか?という項目がありました。 そのときに考えたことを書いていきたいと思います。 1....

友情・愛情をはぐくむこと

○○するくらいなら死を選ぶ!というシーンは映画やドラマなんかでみたことがあるのではないでしょうか。

例えば友人・恋人・家族などとても大事な人が殺人犯に追われていて、居場所を聞きに自分の家にやってきた。その人の居場所を言わなければ殺す、と脅されたとき「教えるくらいなら死んでやる!」といえるならば、その人は一時でも死を克服したといえると思います。

こう言った場合の心理は2種類あると思いました。

ひとつは、その大事な人が、心から自分の命より大事だと思えていることです。友情や愛情は、大きく育てば、死を乗り越える力になるのではないかと思います。

絶対に揺るがない信念をもつこと

上の大事な人の居場所の例で考えられるもうひとつの心理は、

ここで居場所を教えるのは自分の正しい生き方(=信念)に反する!

ということです。

ソクラテスは自分の信念を貫くために、生き延びる選択肢を与えられても自ら死を選びました。自分の命より大事な信念を持つことで、死を乗り越えることが可能かもしれません。

どうやってそんな揺るがない信念が生まれるのか、と考えるとわかりませんがorz

3.おわりに

答えは出ませんが、ヒントは得られたように思います。

知恵袋のとある回答者が

近代以降に発達した物質科学がいまや世界を覆っているわけだけど、それは近代以降の人間が命を最高の価値としたからなんですよ。言い換えれば、命がけで何かをするようなことを嫌ったわけ。 (知恵袋

と回答しているのが気になっていて、近代以前の人間が命より価値を高く置いたものは何だったんだろう、とまた調べてみる点が見つかりました。きっとそこにも死を乗り越えるヒントがありそうです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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